人生100年の羅針盤 デジタルレスキュウ
2022/04/25
離れて暮らす家族を見守る
離れた場所にいる高齢者の家族がいる場合、急な体調不良や外出先での事故が心配になることもあるだろう。高齢者の見守りにはスマートフォンやIOT機器の活用が効果的だ。例えばスマートフォンに備わっていいる全地球測位システム(GPS)を使えば、遠方からでも居場所を確認することができる。また電球のオンオフを活用して、高齢者の安否を確認することも可能だ。
①スマホで現在地を共有
親が一人暮らしや、高齢者夫婦のみの世帯の場合、連絡を取らない間に体調が急変していないか気になる人も多いだろう。
見守り対象者がスマートフォンを使っているのであれば、そのスマートフォンのGPSで位置情報を共有し、現在地を確認することができる。
②位置情報の共有設定手順
見守る側と見守られる側の双方がiPhoneかiPadを所有している場合は「探す」アプリを使おう。「探す」
アプリは最初からインストールされている。まず自分の端末にある「探す」
アプリを開き、見守り対象者のAppleアカウント宛に「位置情報の共有」リクエストを送る。すると相手に位置情報共有の通知が届く。受け取った側は通知を開くと「共有しますか?」と尋ねられるので、承諾して時間を設定しよう。するとお互いの現在位置が確認できるようになる。どちらかがAndroidoスマートフォンを使っている場合はGoogleマップで位置情報を共有しよう。メニューの中から「現在地の共有」をタップし、見守り対象者の名前をタップしてリクエストを送る。
すると相手にリクエストのメールが届く。メール内に「Goooleマップで
現在位置情報を共有」と書かれたボタンが表示されるので、受け取った側はそれをタップし、共有する時間を選べば使えるようになる。
Googleマップの位置情報の共有設定は、最初に期限を設定できるので「無期限」とすればずっと共有される。もちろん途中でやめたく成れば止めることもできる。
位置情報を共有する際は、見守り対象者のプライバシーに配慮する必要がある。必要に応じて現在位置を確認することを説明したうえで「常に監視をしているわけではない」ということを伝えて許可をとっておこう。
③IOT機器を利用する
見守り対象者がスマートフォンを持っていない場合、IOT機能を備えた電化製品を・利用して見守る方法もある。例えばプラススタイル(東京・港)の「+Style LED電球(人感)」は人の動きを検知して自動で点灯したり消灯したりする。
人の動きが検知されたタイミングでスマートフォンにも通知が届くので、離れていても「家に帰ってきたな」「トイレに入ったな」ということが確認できる。しばらく通知が届かなければ異変に気付くこともできる。費用は3,980(税込)で月額料金などはかからない。同商品はW・i-F・i環境下で通信を行う。
すでに環境があれば、プラススタイル専用アプリをスマホにインストールし、アカウントを登録する。W・i-F・i環境を用意するのが難しい場合は、ソフトバンクの「見守りサービス(ソフトバンクおよびワイモバイル契約者の場合、基本プラン月額528円)」や東北電力の「よりそう見守り電球(月額638円)」などW・i-F・i環境が必要ないサービスを選ぶ方法もある。
サブタイトル