千葉県松戸市 GPS端末購入費を補助
2022/12/20
千葉県松戸市は子供の位置情報を把握するために全地球測位システム(GPS)端末を購入する保護者に購入資金を助成する事業を始める。
子供が巻き込まれる事故や事件が相次いでいることに対応した。
市によるとこうした対応をする自治体は珍しいという。
松戸市在住の小学生の子供がいる保護者がGPS端末を購入する際、最大1万円を補助する。
2023年1~3月に実施し、予算額は1785万円。市によると、対象となる児童は市内に約23000人。このうち、小学生1~3年生の10%、4~6年生の5%が同事業を活用すると見込む。
保護者は端末を購入後、市に助成を申し込むと、後日銀行口座などに入金される。
市内では22年、小学生の女児が行方不明となり、その後川で亡くなった状態で発見された。また17年には当時小学3年生だった女児が殺害される事件もあった。
「大きな事件以外にも、不審なメールが各所に送られてくるなど、事例が増えている。今後も安心して育てられる環境整備を進めたい」(学校保健担当室)という。
課題として残るのがGPS端末を子供が学校や家庭外で行動しているときにも常時身につけさせる、その方法かと思われる。
認知症で徘徊するお年寄りなどの場合、本人が普段から気に入って履いている靴に、GPS端末装着加工を施して、GPSが装着された靴(魔法の靴)を履いてもらい(詳細は「愛ショツプ認知症」で検索)、見守る家族はスマートフォン・タブレットなどで位置検索を行っているが、子供の見守りにもこの方式を採用することで、今ある課題を解決することが可能かと思われる。
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